つむじ風 (Whirlwind) 通称 トト (TOTO)

発見者 ドロテー プッサン
発見場所 アフリカ ザンジバル島
  ザンジバルのナイトクラブ所属歌手、ドロテープッサンは、ジャジーなベルベットボイスで人気を博し、第2 第4金曜のショーでトリをつとめていた。(現在は主にロンドンで活躍中) 敷居の高い難しいリズムにもこともなげに入って行ける高い音楽性、美貌、スタイルに加え、彼女のカリスマ性を高めているのが、つむじ風である。 彼女が歌うと、小さなつむじ風が巻き起こり、彼女の艶のある黒髪と長いまつげを揺らすのだ。 ボーカルが最高潮に達すると、風はコスチュームをはためかせ、彼女のまとう香りを聴衆に運ぶ。
  もちろん、これは彼女のもっとも忠実なファンであるエアキャットの仕業。 ドロテーはフランス系の名前で英語のドロシーに相当することから、このエアキャットにはオズの魔法使いにでてくる犬、トトの愛称で呼ばれることのほうが多いようである。
体高 約70m

特徴

クラウドの近似種と思われるが、体温が高いため霧は発生しない。
  屋外で発見されることは稀。夜行性で夜に人の多く集う居室内で発見される事例が多い。
  バレエで言う「ピルエット」(片足を軸に体全体を回転させる。 ピルエットはフランス語でコマ)で進むため、移動するときに小さなつむじ風を起こす。
  映画「七年目の浮気」でマリリンモンローのスカートがあおられるシーンは、大型の「つむじ風」の仕業である。 このシーンが野球殿堂入りしたジョーディマジオとの離婚の遠因になったと言われたが、おそらくはマリリンはエアキャットを伴侶に選んだのだろう。 いまだに、このエアキャットは彼女の墓石に毎日バラの花を1輪捧げ続けているそうです。
  (関連CD、DVDはこちら)

性格

アルトの音域で、ハスキーでメランコリーな歌声を好む。
  飼い主への忠誠心が極めて高く、一説では飼い主が亡くなるまで添い遂げるとされる。

飼い方の注意

音楽、絵画、文学、演劇など、芸術的な分野でこのエアキャットから尊敬の念を勝ち得ること。 ただし、一般にはまったく評価されないアーチストであっても、このエアキャットを連れていることも多く、どの飼い主を選ぶかは、移ろいやすく世間の評判に流されやすい人間の評価には全く関係が無い。 確固たる独自の価値基準を持っているものと思われる。