タンキニ (Tankini)

発見者 イチャリバ C (日本 沖縄県)
発見場所 日本 沖縄県 宮古島八重干瀬 (大干潮時)
体高 11cm

特徴

一生を海面下で過ごす。 呼吸用のエラがあるかは不明。
発光プランクトンを取り込むことがあり、超高感度水中カメラでその姿が僅かに発光している様子が撮影され、世界に衝撃を与えた。現在の所、唯一の「目に見える時がある」エアキャットである。
比較的短命と言われているが、実証されていない。 死んだエアキャットの検知方法が見つかっていないからである。

性格

回転が大好きである。 狭い水槽内でも激しく回転する。その回転速度や、軌道は極めて安定しており、オリに閉じ込められたホッキョクグマが見せる常同行動(stereotyped behavior)のようにも見える。
しかし、エアキャットの場合、哺乳類のように唾液中のコルチゾール濃度を測定しストレスチェックができないため、呼吸のため回っているのか、イラついて回っているのか、ご機嫌で回っているのか、ラリってまわっているのか、全く判断ができない。

飼い方の注意

意外と飼育は容易である。 観賞用の海水魚と同じ飼育設備で問題ない。
残念ながら発光プランクトンの家庭での飼育は極めて困難なため、室内でこのエアキャットの発光を楽しむことはできない。 逆に発光していない状態で水中にいる場合、本エアキャットの発する気配も水分子により遮断されるため、熟練者であっても存在を検知することは難しい。
飼い主としてできることは、「ここにエアキャットがいる」と信じるのみである。